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畠中美希

30代後半以降の女性の悩み『下腹部や下半身に脂肪がつきやすくなる』その理由は?

更新日:7月4日

30代後半以降の女性の悩みとしてよく耳にするのが

「下腹部や下半身に脂肪がつきやすくなる」 これには、大きく3つの要因が影響しています。


  1,年齢に伴うホルモンや代謝の変化

  2.生活習慣の変化

  3.遺伝的要因


今回は「なぜ、30代後半以降の女性は下腹部や下半身に脂肪がつきやすくなるのか? ?」を詳しくお伝えしていきます。

1.年齢に伴うホルモンや代謝の変化 女性の体とホルモンの関係は切っても切り離せない関係です。特に女性ホルモンは、年齢に伴う変化があり、その影響は体の様々な部位に出てきます。


①エストロゲンの減少

  • 更年期の前兆: 30代後半から40代にかけて、女性は徐々に更年期に近づいていきます。この時期、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が少しずつ減少し始めます。エストロゲンは資質代謝をコントロールする働きがありますが、エストロゲンが減少してくると血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪が増加しやすくなります。

  • 脂肪の蓄積: エストロゲンが減少することで、体は脂肪をエネルギーとして使うのが難しくなり、脂肪が蓄積されやすくなります。特に、下腹部や腰回り、臀部、太ももなど、体の下半分に脂肪が付きやすくなります。

②インスリン感受性の低下

  • インスリン感受性: 加齢と共に、インスリンに対する体の感受性が低下し、血糖値を調整するホルモンであるインスリンの効果が減少します。また、 血糖値が急上昇するほど、脂肪を溜め込みやすく、太る流れを作ってしまうのです。

  • 脂肪の蓄積パターン: インスリン感受性の低下は、特に内臓脂肪の増加と関連しています。これは、下腹部に脂肪がつきやすくなる要因の一つです。


③基礎代謝率の減少

  • 加齢による代謝の低下: 30代後半になると、基礎代謝率(BMR)が徐々に低下します。基礎代謝率とは、体が生命を維持するために消費するエネルギーのことで、年齢とともに自然に低下します。

  • 筋肉量の減少: 年齢とともに筋肉量が減少することも代謝の低下に関連します。筋肉は脂肪よりもエネルギーを多く消費するため、筋肉量が減少するとエネルギー消費も減り、脂肪が蓄積しやすくなるのです。


2.生活習慣の変化

①食生活

  • 高カロリーな食事: 忙しい生活の中で、手軽に食べられる高カロリーの食事や、栄養バランスの偏った食事を摂りがちになります。これにより、脂肪の蓄積が促進されます。

  • 食事の質: 野菜や果物、全粒穀物、良質なタンパク質など、栄養価の高い食材を十分に摂取しないと、代謝やホルモンバランスが乱れやすくなります。

②運動不足

  • 活動量の低下: 仕事や家事、子育てなどで忙しく、運動する時間を取るのが難しいことがあります。これにより、消費するエネルギーが少なくなり、脂肪が蓄積しやすくなります。

  • 座りっぱなしの生活: デスクワークや長時間の運転など、座りっぱなしの生活スタイルは、代謝を低下させ、下腹部や下半身に脂肪が付きやすくなります。

③ストレスとホルモンの影響

  • ストレスホルモン: ストレスが多いと、体内でコルチゾールというホルモンが増加します。コルチゾールは、脂肪の蓄積を促進し、特に腹部に脂肪がつきやすくなります。

  • 食欲の増加: コルチゾールの増加は、特に甘いものや脂っこいものに対する欲求を強め、過食の原因になります。

④睡眠不足

  •  十分な睡眠を取らないと、ホルモンバランスが崩れ、食欲を増進させるホルモン(グレリン)の分泌が増加し、満腹感をもたらすホルモン(レプチン)の分泌が減少します。これにより、過食傾向になり、脂肪の蓄積が促進されます。


3.遺伝的要因

  • 遺伝的傾向: 体脂肪の分布や蓄積のしやすさには遺伝的な要素も関与します。家族に似た脂肪のつき方をする傾向があり、親や祖父母が下腹部や下半身に脂肪がつきやすい体型であれば、遺伝的にその傾向を受け継いでいる可能性があります。



対策方法

①食事

エストロゲンに似た働きをするイソフラボンを多く含む大豆製品、骨量を補うためカルシウム豊富な小魚、乳製品などを積極的にとるとよいでしょう。食物繊維も大事です。また、急激な血糖値の上昇は脂肪蓄積にも関わりますので、食事はゆっくりととること、規則正しく3食を食べること、早食いや間食を控えることも大事で


②運動

筋肉量を維持し、代謝を高めるために、定期的な運動を心がけましょう。有酸素運動(ウォーキング、ジョギングなど)と筋力トレーニング(スクワット、腹筋など)を組み合わせると効果的です。また、すわりっぱなしの時間を減らし、立ち上がって体を動かす時間を増やす工夫をしましょう。デスクワークの合間にストレッチをするなどもおすすめです。


③睡眠・ストレスケア

規則正しい睡眠習慣を維持し、十分な睡眠を取ることで、ホルモンバランスが整い、過食を防ぐことができます。また、適度なリラックスとリフレッシュが、ホルモンバランスの維持に役立ちます


これらの対策を取り入れることで、健康的に体型を維持し、下腹部や下半身の脂肪の蓄積を防ぐことが可能です。大切なのは、無理をせず、日常生活の中で持続可能な形で取り組むことです。


そして、鍼灸&アロマオイルマッサージもオススメです!!

リラックスと共に、循環とバランスを整え、健康的な体を手に入れませんか♪







          

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