鍼の作用として大きく分けると以下のものが挙げられます。
1.内因性鎮痛機構の活性化 鍼をすると、体内ではエンドルフィンやエンケファリンといったモルヒネと似たような働きをするホルモン物質が分泌され、体にもともと備わっている「内因性鎮痛機構」という痛みを緩和してくれる働きを活性化させます。
2.下行性痛覚抑制系の活性化 痛みの伝達を抑制する仕組みの「下行性痛覚抑制系」が活性化されます。痛みの情報が遮断されることで痛みを緩和したり、痛みを感じにくくする働きがあります。
3.血液循環の改善 鍼をすると、血管が拡張し血流が改善します。血行が良くなることで、筋肉の緊張が緩み、疲労物質や老廃物が排出されやすくなります。
4.自律神経系、内分泌系、免疫系の調整 交感神経と副交感神経、ホルモンバランス、免疫の調整を行うことで、本来人間が持っている自然治癒力を高め、自らの力で回復するのをお手伝いしていきます。副作用の心配をせずにうけることができます。
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