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  • 湊まり子

目指すは「血液サラサラ」でなく「血流たっぷり」!!

「血流をよくする」というと「血液サラサラ」を思い浮かべる人も多いでしょう。

けれど血流が悪い女性の多くは血不足が原因。いくら頑張って血をサラサラにしても、肝心な血の量そのものが足りなければ、血は流れず血流改善の効果は実感できません。


目指すは「血液サラサラ」でなく「血流たっぷり」です!!


1、血流不足は、「血」の質が悪くなっている!?

2、東洋医学で診る!!血流を悪くしている三つの体質

3、プロにおまかせ!!


1、血流不足は、「血」の質が悪くなっている!?


西洋医学では血流は全身に酸素や栄養を運ぶ働きをするとしていますが、東洋医学では、血が不足していることを「血虚」とし、あらゆる婦人科疾患を引き起こすと考えられています。また「血虚」は血が不足しているだけでなく、血液中の栄養やホルモンを含む、血の質が悪くなっているとも考えます。


例えば、ある女性の健康相談では不調の症状に薬を処方しても、改善が見られませんでしたが、タンパク質の栄養剤を処方したところ症状が大きく改善されたということがあります。つまり不調は病気や老化が原因だったのではなく、血液不足に原因(質の低下)がありました。


このように現代人に多く見られるのが、血の原料となるタンパク質の不足です。血液中のタンパク質は、タンパク質でできている赤血球以外に、アルブミンとして存在します。アルブミンは若々しさや長寿に深く関係しており、余命の予知因子とも言われています。


血流不足の代表が貧血ですが、血流が少なくなると脳への十分な酸素が運ばれなくなり、脳の働きが低下し、うつ病に似た症状が現れます。

そして精神科を受診して、必要のない薬を処方されて依存してしまうといったことも起こりかねません。さらに幸せホルモンのセロトニン、やる気ホルモンのドーパミンなどの脳内の神経伝達物質は血流に左右されており、それらをつくるには鉄分が欠かせず、脳に鉄分を届けるためにも良質で十分な量の血流が大切になります。


一方で、血が十分つくれない体質によって無気力や、血が不足することで不安になり、血が流れない場合はイライラするなどの負の感情が生まれてしまいます。

血流をよくする要素として

①つくる②増やす③流すが大切です。


2、東洋医学で診る!!血流を悪くしている三つの体質


東洋医学の体質で見ると

①血がつくれない→気虚体質

②血が足りない→血虚体質

③血が流れない→気滞・瘀血体質


この血流を悪くしている三つの体質を順番に解決していくと血流がよくなることはもちろん、体質そのものの改善にもつながります。


①気虚の改善

 朝、きちんとお腹がすいていること→胃腸を丈夫にする、食事の改善。夕食を控えめにして小腹がすいた位で眠ること。その際お腹が鳴ることが目安。お腹が鳴るのはお腹がすいた、のではなく、実はお腹を掃除中の合図。空腹の時間がないと胃を掃除することはできないので、この空腹時間がとても大事。また温度が37度ある体内では食べ物はすぐに腐ってしまいます。そのため胃もたれ、胸焼け、消化不良を起こし、逆流性食道炎を引き起こすこともあります。

空腹の時間をしっかり作ることで、胃の健康が保つことができ、血の量をしっかり増やすことのベースになることが分かるでしょう。間に胃も休ませることが大事。

そして朝食はしっかりお腹をすかせて食べること。この他、タンパク質不足に注意。よくかんでゆっくり食べる。腹筋を鍛えて内臓を正しい位置に戻すことも胃腸の動きを整えて血をつくるためにとても効果的。


②血虚の改善

 ぐっすり眠り、朝すっきり起きられるようになること→睡眠改善。夜23時までに眠ること、朝日を7時までに浴びること等、生活リズムが大切。寝る前に完全呼吸で睡眠の質を高める(リラックス効果)こともポイント。


③気滞・瘀血の改善

 静脈の血流をよくすることが鍵→ふくらはぎを鍛え、足のむくみをとる。もも上げウォーク・かかと上げ下げ運動・丹田呼吸法・足握手ストレッチ・ふくらはぎ付近にある「三陰交」「血海」のツボ押し等が効果的。また、更年期のトラブルにも血を補うことは非常に大きな効果を発揮します!

その症状を改善するのに最も適した食材は"味噌"です。同じく大豆製品の豆腐や豆乳は血を補う働きはなく、味噌だけが血を補うのです!!


アンチエイジングで有名なコラーゲンも血流でつくられ、髪の毛は「血のあまり」「血余」といわれます。 

つまり女性にとって血流はとても大事です!


3.プロにおまかせ!!



自分の体質や、ケアについてもっと詳しく知りたい方はプロにおまかせ!!

鍼灸師が、脈やお腹、舌やお身体全体の状態を診て、その方に合わせた治療やアドバイスをさせていただきます。






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