- 松原 麻実
春の防災訓練
千年に一度の超巨大津波に襲われた東日本大震災。
当時、陸前高田でのボランティア鍼灸治療を行っている「プロジェクトさとわ」の活動に参加させていただき、実際に被災地での鍼灸治療を行いました。
私は北海道に住んでいたので、直接的な被害はなかったですが、東京に住んでいる方々から東京にも大変な思いをされている方がいたことをこの数年何度も聞かせていただきました。
畠中さんもボランティアスタッフのメンバーの一人。
畠中さんは、東日本大震災の前後も震災のあった場所に出向き、自分にできる等身大のボランティアを続けています。
ボランティア鍼灸をするにあたり「津波てんでんこ」という言葉を学びました。
てんでんことは「各自」のこと。
海岸で大きな揺れを感じたときは、津波が来るから、とにかく、各自てんでんばらばらに一刻も早く高台に逃げて、自分の命を守る行動をせよ!という意味です。
一瞬の判断が生死を分ける事になること。
マニュアルの正しさなんてものは非常時には逆の作用をすることもあるということ。
いろんな出来事を知るたびに、その瞬間、どう判断すべきかはその時にならないとわからないものだと実感しました。
でも、訓練をし続けていたところは生存率が高く、一瞬の判断には、事前の知識や準備が欠かせないということを学びました。
そんなわけで、まだ出来立てホヤホヤの「恵比寿からだとこころ」ですが、
防災訓練は必須事項!ということで、防災隊長の畠中さんにお願いしてマニュアルを作成し、実際の訓練を行いました。
やってみると気がつくことがあり、もっと改善した方が良いね、
こうなっていたら良いのかな、、という点が明確になりました。
お客様に心から安心して過ごしていただくためには、非常時の命の対策を欠かさないこと。
消防の訓練にも参加できるようなので、調べてブラッシュアップしていきたいと思いました!