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畠中美希

タイプ別の養生2

タイプ別の養生2


今回は、

3.肝陽亢進

4.気滞うっ血

の養生法について。




3.肝陽亢進



東洋医学の考えでは「気」が身体全体を巡っている状態が良い状態とされます。そして、この「気」の巡りを調節しているのが「肝」。


「肝」はストレスなどを緩衝する働きがあるのですが、過度なストレスや怒りすぎ、過労などで、肝に熱がこもり興奮状態に。怒りすぎは身体に余分な熱がこもり、身体を傷付けてしまいます。(機能低下という意味で)


そして、「肝」の働きである「気」を巡らす働きが低下し常に気が上に上っている状態。よって、いつもイライラして怒りっぽく、顔が赤くなります。


臓腑を滋養する気血の巡りが悪くなるため、便秘や下痢を繰り返します。


そして、春の気候は天気や気温などの移り変わりが激しく「肝」が影響を受けやすい季節。肝陽亢進に当てはまらない方も、参考にしてみてください。



養生↓

・リラックス。散歩や趣味をして気分転換。

・高カロリーのものは、香辛料が使っている食事はこもった熱を高めてしまうので控えめに。精進料理や小食がベスト。

・「酸味」の食べ物は、気血の巡りをよくするので毎日少しずつ摂るとよいです。


4.気滞うっ血


字のごとく、気が滞り、血の巡り悪い状態。気は血の流れをサポートするので、気が滞ると血の巡りも悪くなります。そして、血の巡りが悪くなると気の巡りも悪くなるので、もう悪循環です。


性質として、繊細で神経質、気持ちが不安定、クヨクヨしやすい傾向にあります。


気の滞りは、イライラ、胸や脇の張り、腹痛や食欲不振、お腹の張り、偏頭痛、を引き起こします。


血の巡りが悪い「うっ血」は、肌や爪が荒れる、あちこちが針を刺すように痛い、生理不順、生理痛、手足の冷えを引き起こします。


養生↓

・ストレス発散。気の巡りをよくする。散歩等環境を変えてあげるのも良いです。

・少しのお酒やお風呂。気血の流れをよくするため。

・軽い運動。血の巡りをよくします。



明日は、5.陰虚、6.陽虚の養生法についてお伝えいたします。

ここまでお読みくださりありがとうございました😊



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