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大牟田望来

ストレス・自律神経の乱れには「肝」を整えよう!

更新日:2023年1月12日


今回は、忙しくなってくるとしっかり休めなくなったりして睡眠や消化器の不調や自律神経が乱れて体に不調が現れてくる人におすすめのセルフケアと原因となる「肝」についてご紹介!

1.「肝」って何❓

2.チェックリスト

3.セルフケア✨

4. 困ったら『恵比寿からだとこころ』へ🙌


1.「肝」って何❓

西洋医学の「肝臓」と東洋医学の「肝」は働きが異なります。

「肝臓」の働きは大きく

・代謝

・エネルギーの貯蔵

・解毒

・食べ物の消化に必要な胆汁の生成

の4つに分けられます。


「肝」の働きは肝臓と異なり

・疏泄(そせつ)作用

・蔵血(ぞうけつ)作用

の2つだけです❗️


疏泄作用とは、全身に気・血流・津液を巡らせる働きと、気・血・津液を必要なところに必要な分量だけ配分する働きを言います。

気の順調な巡りを保つ作用や、脾の運化作用を促進する作用も含まれます。


蔵血作用は、血を必要に応じて体内に配分したり、巡る量を調整したりする働きです。

自律神経を介した血管神経の働きで、血管の拡張や収縮を調整することで血の巡る量を調整します。


イライラしたり、ストレスがたまると「肝」が乱れて不調が現れやすくなります。

不調が起こると、全身の生体機能に多大な影響を与え、体だけでなく情緒など精神面のも大きな影響を与えます。

影響を受けやすい器官には自律神経系や血管系、筋肉や目などが挙げられます。



2.チェックリスト





【肝血虚(かんけっきょ)】

肝血(肝にある血)が不足し、肝の機能が低下することによって起こる病態。

出血などで血が大量に失われたり、栄養失調により血の供給が足りなくなったりすると起こります。


🔲眼精疲労

🔲視力低下

🔲まぶしさ

🔲めまい、立ちくらみ

🔲手足のしびれ感

🔲爪や肌の荒れ

🔲抜け毛、髪の毛に艶がない

🔲筋肉のけいれん、こむら返り

🔲不眠、眠りが浅い

🔲月経が遅れるか無月経・血量は少ない


【肝鬱気滞(かんうつきたい)】

ストレスなどで疏泄作用が失調し、気の流れが滞ることによって、肝の機能が過剰に働いている状態。


🔲イライラ感や怒りっぽい

🔲過度な緊張、気分の落ち込み

🔲喉のつまり感

🔲胸苦しさ、ため息がよく出る

🔲腹部の張り感

🔲生理不順や生理痛

🔲PMSが辛い

🔲顔色のくすみ

🔲首肩凝り

🔲頭痛



3.セルフケア✨

肝に異常が現れたときは、まずストレスを避けて、考える時間を減らしてのんびり日常を過ごしてください。いつも明るい気持ちでいられるように心がけることが、肝の機能を回復させるための養生になります‼️





肝血虚におすすめのセルフケア

・十分な睡眠で血を補充する❗️ 睡眠は血を補充するための大切な時間だと考えられています。そのため、睡眠不足は血虚を引き起こす原因になると言われています。 しっかりと睡眠時間を取ることが大切です。特にゴールデンタイムと言われる22時~2時の間はできるだけ寝るようにしましょう。





・バランスの取れた食事

血は食べたものから作られます。そのため、血の質や量は日頃の食生活を反映しています。 血虚体質に多いのが食生活の乱れです。無理なダイエットによる栄養不足や偏食による栄養の質の低下は血虚を引き起こす原因になります。 白米、パン、うどん、パスタ、ラーメンなど炭水化物中心の食生活で栄養が偏っていませんか?食生活を整え、栄養バランスを考えた、彩りのある食生活を目指していきましょう!





胃腸を整え、血の生産を活性化 食べたものから血を作り出す役割を担っているのが胃腸です。そのため胃腸が弱ると血虚になりやすくなると東洋医学では考えられています。もし胃腸の不調を感じるのであれば、まずはそこから整えることが大切です。


【血を補う働きを助ける食べもの✨】 アーモンド カシューナッツ 枝豆 きくらげしめじ 人参 パセリ ほうれん草 松茸 よもぎ レタス プルーン 桃 ライチ 竜眼 赤貝 あさり 穴子 アワビ あんこう イカ うなぎ 牡蠣 かつお 鮭 さば しじみ たこ タラ ひじき ぶり まぐろ 合鴨 牛肉 牛レバー 鴨肉 鯨肉 鶏レバー 豚肉 豚レバー 鶏卵   


肝鬱気滞におすすめのセルフケア

・気の巡りを良くする香りと酸味をちょい足し!

気の巡りが良くなると余分な邪気が溜まりにくくなります。そこでおすすめなのが“香り”です。アロマやハーブなど心地のよい香りは気の巡りを良くしてくれます。また酸味も◎

東洋医学では酸味は気の巡りを良くする肝をサポートすると言われています。柑橘類やお酢に甘味を足すなど強すぎないやさしい酸味がおすすめです。

適度な酸味と甘味のある柑橘類は気の停滞を取り除き、気の巡りを良くする働きを助けるとされる、みかんやグレープフルーツ、キンカン、シークワーサーなどのフルーツや、すだち、ゆず、カボスなどの柑橘類もおすすめです。


・香りの良い香味野菜

イライラしたり、怒りっぽいときにおすすめなのが香りの良い野菜です。せりやセロリなどの香味野菜は、イライラを鎮め気持ちを落ち着かせる働きを助けると考えられています。


・大きく深呼吸をしてみる!

呼吸は、吸う時は交感神経、吐く時は副交感神経に支配されています。 自律神経は自分の意志で動かすことはできないものですが、呼吸法で自律神経をある程度支配することができます。 深呼吸をする時に、吐く時間を吸う時間の何倍にも伸ばしてあげることで、副交感神経優位にし、リラックスすることができます。


≪気の巡りを助ける食べもの≫ 【ココロを落ち着かせる】玄米、小麦、アーモンド、蓮の実、チンゲン菜、山伏茸、ゆり根、竜眼、あさり、あんきも、いわし、牡蠣、しじみ、ウーロン茶、紅茶、珈琲、ジャスミン、緑茶、 【肝機能を整える】アロエ、菊花、金針菜、クレソン、ししとう、せり、セロリ、トマト、なずな、ピーマン、穴子、くらげ、にじます 【気の流れを良くする】米麹、さんざし、ヒマワリの種、エシャロット、たまねぎ、ピーマン、カボス、キンカン、グレープフルーツ、シークワーサー、すだち、たちばな、ネーブル、みかん、ゆず、鮭、キンモクセイ、酒、ジャスミン、はまなす、白ワイン、赤ワイン、八角



.困ったら『恵比寿からだとこころ』へ🙌

2 のチェック項目でチェックがついた方は肝の不調、陰陽のバランスが崩れているかもしれません!

鍼灸治療は「気・血・津液」の流れを整えることにより陰陽のバランスを整えて体の不調を改善していきます‼️

疲れがなかなか取れない、常に疲れているといった方は、ぜひ鍼灸治療とアロマトリートメントを体験しに恵比寿からだとこころへご来店ください🙌







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