はたけなかです。
今日は、「東洋医学体質診断」をしていきたいと思います。 東洋医学では、身体全体の状態を診断して治療をしていきます。
古来から伝わる4つの診断方法は
・望診:見て病態を診察 ・聞診:聴覚・嗅覚を通じて病態を診察 ・問診:問いかけの応えを聞いて病態を診察 ・切診:患者の身体に触れて病態を診察
聞診の聴覚や嗅覚を通じてというのはイメージしにくいと思うのです、 患者さんの声の音程や体臭などで病態を診察する診断方法です。
東洋医学には五行説といって 万物を全て五つに分類する考え方があり 「声」や「臭い」も分けられているのです。
と、ここまで説明して難ですが 私自身、声色で診察することはできません。 絶対音感のある方や音楽に長けてる方ならできるかもしれません。
タイプ分けも色んな考え方があり、以前『恵比寿からだとこころ』のInstagram・ Facebookで五臓タイプで投稿したことがありますが、今回はそれとは別の6つのタイプに分類。
メモと鉛筆を準備していだき下記の10個の質問に応えて診断していきます。
1.体型 A.身体が弱弱しい、やや乾燥気味 B.下腹部肥満、身体が重く感じる C.頑健、肥満傾向 D.肌に艶がない E.痩せ型 F.筋力低下、足がむくみやすい
2.精神状態 A.疲れやすい、反応が遅い B.反応緩慢、歩くのが遅い C.興奮気味、怒りっぽい D.落ち着きがない、不平不満が多い E.興奮気味、持久力がない、敏感、焦りがある、不安、せっかち F.疲れやすい、反応が遅く鈍い、ぼーっとしていることが多い
3.顔色 A.蒼白、艶がない B.黄白色、脂っぽい C.赤っぽい、脂っぽい D.シミが多い、やや暗い、艶がない E.微熱が出ると頬が赤くなる F.灰白色、艶がない
4.声 A.話声が小さい、話すと疲れる B.話し声が鼻声気味、息切れがしやすい C.話し声が大きい、よくしゃべる D.落ち着きがない喋り方、訴えが多い、理屈っぽい E.早口でしゃべる F.話し声が小さい、口数が少ない、あくびが多い
5.目 A.目に力がない、まぶたがむくみやすい B.瞼がむくみ気味、下まぶたに脂肪が沈着しやすい C.充血していることが多い、両瞼が腫れ気味 D.クマができやすい E.目が疲れやすい F.目に力がない、まぶたがむくむ
6.汗 A.汗をかきやすい、水っぽい汗 B.汗をかきやすく、汗が臭く油っぽい、頭に汗をかきやすい C.頭、首、脇に汗をかきやすい。汗をかくとすっきりする D.頭と首に汗をかきやすい E.寝汗をかく F.汗をかきやすく、寒気をともなう。もしくは、汗を全くかかない。
7.食事 A.食欲がないことが多い、食後胃もたれしやすい、温かい飲食を好む B.食欲旺盛、あるいは不振。冷たいものを好む。喉は乾くが飲みたくはない。食べ過ぎ飲み過ぎるとむかつく。 C.食欲旺盛。冷いもの好む。喉が渇きがちでよく飲む。 D.少量の酒を飲むと身体が楽になる E.食欲旺盛。冷たいものを好む。常に喉が渇き(時に夜)よく飲む。 F.暖かい飲食を好む。食後、腹痛・下痢・むかつきが起こりやすい。
8.便 A.軟便下痢傾向 B.粘便。数日便秘のとき最初は硬いが粘便となる C.便秘傾向 D.便秘と下痢が交互 E.乾燥便、量が少ない F.軟便傾向。あるいは便秘。
9.寒熱 A.寒がり B.午後に微熱がでやすい C.熱っぽい(特に上半身) D.夕方によく微熱がある。熱いお風呂で長風呂が好き E.夜になると微熱がでる。また夜、手足がほてる F.全身冷え、暖かいところが好き
10.睡眠 A.横になると落ち着く。睡眠が浅い。朝起きにくい。寝疲れする B.食後眠くなる。すぐ寝る、もしくは寝返りが多く寝つきが悪い C.寝つき悪い D.眠れるが、睡眠が浅く不安定 E.寝つきが悪い、不安感がある F.眠たい、朝起きにくい、寝疲れする
以上10項目。
いかがでしたでしょうか。 特にチェック項目が多かったタイプが貴方の体質です。一時的な体質が現れている場合もあるかと思います。
では、どんなタイプかといいますと↓ A.気血両虚:気(陽)と血(陰)が不足し、虚弱体質。 B.食積痰湿:暴飲暴食により胃腸に消化不良のものがある。「痰」や余分な水分(湿)などの老廃物が溜まっている。 C.肝陽亢進:過労やストレス、怒りすぎにより、余分な熱がこもっている。 D.気滞うっ血:気の巡りが悪く、血行の良くない。 E.陰虚:身体の「陰陽」の「陰」が不足、身体を潤す働きが弱い。 F.陽虚:身体の「陰陽」の「陽」が不足、身体を温める力が弱い。
簡単に説明させていただきました。 明日、もう少し詳しくそれぞれの体質の説明と養生法をお伝えいたします。
ここまでお読みくださりありがとうございました😁
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